2024年12月2日(月)から原則健康保険証の新規発行が終わり、全国の医療機関でマイナンバーカードへの利用が進められていますが、マイナカードのメリットは病院だけでなくさまざまな場面で今後利用が増えていくと思われます。
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今回は、コンビニエンスストアでのマイナカードの利便性についてまとめてみました。
多くの人が生活を送る中で、住居の賃貸契約、車の購入・売却など、大きな買い物の際には何かと必要になるのが住民票の写し・印鑑登録証明書などです。これら必要書類を入手するために最も一般的なのは、自分が住民登録している自治体の窓口に足を運び、数百円の手数料を支払う方法です。
しかし、役所が遠かったり、受付が混んでいたり、さらに平日は仕事などで開庁時間内に訪れることができなかったりして色々不便ですよね。
ですがマイナンバーカードがあると、これらの書類をコンビニで即日発行することができます。
コンビニのマルチコピー機を使う
各種証明書を発行するにはコンビニ店内に設置されているマルチコピー機を使います。
コンビニによって機種は若干異なりますが、出てくる証明書は同じ。
ディスプレイの画面に従って操作すれば簡単にできると思います。
不安な場合は事前に操作方法を公式サイトの証明書取得方法で確認することができます。
役所でもらうのと変わらない公的な書類
発行される書類は、基本的にA4のコピー紙です。
透かしはありませんが、コピー防止処理が施されています。
「コンビニで出力した住民票だからダメ」と相手先に拒否される心配はないと思います。
筆者自身、とある資格登録証の申し込みにコンビニで出力した住民票の写し(本籍記載)を使いましたが、問題はありませんでした。
次にコンビニで発行するメリットについて見ていきましょう。
メリット1:住まいの市区町村に関わらず、最寄のコンビニで証明書を取得できる
筆者の場合、現住所地の市内のコンビニではなく、隣の市にあるコンビニエンスストアにて住民票の写しを出力したが、問題なく発行できました。
住んでいる近くにコンビニがない人にとって、最も近いコンビニが隣町の場合、市町村をまたいで住民票の写しが取れることはとても便利だと感じました。
メリット2:自治体によっては、窓口より交付手数料が安くなることがある
コンビニを利用するメリットとして、発行手数料が役所窓口に比べて安い場合があります。(※自治体による)
例えば、大阪市では「コンビニ交付」は、窓口交付より手数料が100円安い事がわかる。
さらに北海道の伊達市では、わずか10円で発行できるようです。
お住まいの自治体に「コンビニ交付」割引があるかどうか調べたい場合は、各市町村のホームページを検索すればわかると思います。
メリット3:待ち時間がない
コンビニエンスストアを利用するメリットは役所の窓口とは違い、受付もなく、待ち時間がないことです。(マルチコピー機を先に使っている人がいれば別ですが…)
最後に「コンビニ交付」を利用する際の注意点についてみていきましょう。
必要な書類をコンビニで取得するときの注意点
- マルチコピー機の操作でマイナンバーカードの暗証番号4桁の入力が求められる
- マイナンバーカードを持っていくのを忘れない
- 基本的にお支払いは現金(硬貨)のみ
※システムメンテナンスで利用できない日時はいつか、確認したい場合は利用できる市区町村で確認できます。
コンビニで取得できるのは「住民票の写し」「印鑑登録証明書」「住民票記載事項証明書」「各種税証明書」「戸籍証明書」「戸籍の附票の写し」の6つですが、自治体によって多少異なります。また書類によっては、平日の日中だけしか発行できないなどの制限があるため、詳しくは公式サイトなどで確認すると良いと思います。
まとめ
今回はマイナンバーカードを使って行政窓口まで足を運ばなくても、最寄りのコンビニエンスストアのマルチコピー機を使って住民票の写しなどを取得する方法について紹介しました。また、自治体によってはコンビニを利用する方が安く入手できる場合もあり、「コンビニ交付」を選択される場合はメリットもありますが、時間外、システムのメンテナンスや年末年始などで利用できないことがあるため注意が必要です。
さらに以下の記事では、自宅からマイナンバーカードを使い、行政手続きが可能なIC カードリーダーについて解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。